電子タバコを利用していると喉があれ、声が枯れる場合があります。
しかし、影響がない人がいるのもポイントで、体質に依存する部分もあるのです。
原因は電子タバコに利用されている成分にあるため、使われているリキッドなどを見直せば改善するケースがあるのです。
煙の量が多い場合もやはり影響を与える可能性があるため、吸う量のコントロールなどもあわせて見直すと効果的です。
電子タバコを利用していると声が枯れるのはなぜ?
電子タバコは安全性が高いといわれていますが、安全性が高いといっても様々な香料を使った自然にない物質を吸い込んでいるのはかわりません。
喉の粘膜が荒れることなどが声が枯れる原因となっていて、利用方法や利用するリキッドなどを見直すことも大切になってきます。
喉がかれるほどであれば、使いすぎの恐れも出てくるからです。
安全な成分であっても体質にあわない人がいるのがポイント
電子タバコは安全な成分を利用したリキッドを揮発させ、蒸気にして吸い込む仕組みになっています。
特に影響が大きいのがリキッドで、安全性を自主的に検査しているメーカーもあるほどです。
様々な検査で安全基準をクリアしたもののみを販売しているというリキッドメーカーも存在しますが、それでも喉に痛みを感じたり、声が枯れる症状が出る人もいます。
ポイントになるのが、安全性が確認されているのは一般的な人に対してということです。
どんな体質なのか、極端な例であればアレルギーなどを持っているかは人によって変わってきます。
安全性が確認されている物質であってもまれに肌に合わずに肌荒れが生じるなど、問題が生じるケースもあるのです。
問題が起きる確立が低くても、利用者が多ければトラブルになる人が目立つようになるのも忘れないでおきたい点です。
多くの人に問題がなくても実際に利用してトラブルが生じる場合は対策を考える必要があります。
製品の材料などをチェックし、何が問題かを考え、対策を講じる人もいるのです。
使いすぎで喉を痛めてしまう人も珍しくない
声が枯れる原因になっているのが、単純に電子タバコの使いすぎというケースもあります。
電子タバコは蒸気を吸い込むものですが、単純に空気よりも多くの成分を含むため過剰に吸い込み続ければ喉に負担をかけます。
特に、禁煙や減煙のために電子タバコを利用している人は口寂しさなどから吸いすぎてしまうケースが多く、喉を痛める原因となりかねないのです。
口寂しさを誤魔化すために利用するのは問題がないものの、我慢できないからと吸いすぎると別な面で問題が生じる場合があります。
喉飴をなめて喉をケアする、電子タバコ以外のものを使って口寂しさをごまかすなどの工夫をした方が声が枯れる確率が減るのです。
ガムなどをあわせ、負担を分散させるのは賢い方法になります。
煙が多くなる改造などをしている場合は注意が必要
吸いすぎと同じく気をつけたいのが煙の量です。
一般的に安全といわれるものでも過剰な摂取で害が生じるように、吸う頻度と煙の量は喉の枯れに影響を与えます。
電子タバコの中にはカスタマイズによって煙の量を増やせるものや、電圧の調整で煙の量を変えられるものがあります。
常に大量の煙が出るようになっていれば、それだけ喉に負担をかけている可能性が高くなるのです。
煙の量を控えるだけで喉の枯れが薄れることもあるため、試してみるのも方法です。
逆に言えば、煙を強くしすぎれば喉に負担をかける可能性が高くなります。
自分の好みのフレーバーを探し、煙の量よりも香りなどで満足できないかバランスを考えるのも方法です。
煙の量にこだわる人もいますが、健康や日常生活に問題が出るようであれば調整が必要になってきます。
電子タバコで声を枯らさないための対処法
電子タバコで声を枯らさないためには、リキッドの見直しや利用頻度の見直しが必要になります。
また、問題が起こりやすい成分などが把握できていればそれを避けることもできます。
多種多様なメーカーがフレーバーリキッドを販売しているため、自分の体質にあったリキッドを購入することも大切なのです。
煙の量の見直しも大切になるため、煙の量を調整する機能がついている電子タバコを購入するのも対策になります。
リキッドに使われるVGとPGの違いを知っておくことが大切になる
電子タバコのリキッドの多くはベジタブルグリセリン(VG)と、プロピレングリコール(PG)が含まれます。
どちらも食品の添加物や化粧品に使われることが多い一般的な成分で、安全性が高い成分として知られています。
しかし、VGとPGでもまれに肌に合わない体質の人が現れます。
どちらかが含まれた食品や化粧品でお腹がゆるくなる、肌荒れを起こしたことがあるなどトラブルにあったことがある人は注意が必要です。
肌に合わない成分を吸い込むことで、喉が荒れている可能性が高くなってしまうのです。
一般的にPGよりもVGの方が安全性が高いといわれていて、肌トラブルなども起こりにくい傾向があります。
電子タバコで声が枯れるなどの症状が現れた場合は、VGの成分が多いリキッドに変えてみるのも方法です。
VG中心のリキッドにするだけで、改善が進む場合があるのです。
同様に、ニコチンが含まれているなど、海外輸入品で健康に害を及ぼす可能性がある成分が含まれている場合は除外していくのも方法です。
タバコと同じでニコチンなどが健康被害の原因となっていることもあるため、安全性の高いリキッドを利用した方がいいのです。
使用の頻度や煙の量を調整する
リキッドの見直しとともにすすめたいのが、電子タバコの利用回数(使用頻度)と煙の量の調整です。
どちらも多すぎれば喉への負担が大きくなるため、喉が枯れるほど吸っているのであれば見直しが必要になるのです。
電子タバコ以外にも喉飴やガムなどを組み合わせるのは賢い方法です。
電子タバコを吸う回数を減らしてくれます。
禁煙目的で電子タバコを吸っているなら、禁煙外来の治療をセットにするなど別の治療を取り入れるのも方法です。
ニコチンパッチで徐々に必要なニコチン量を和らげるなど、対策をすることでイライラ感などが緩和される場合があるからです。
煙の量の調整も重要で、煙の量を調整できる電子タバコを購入してみるのも方法です。
電圧の調整で煙が出る量を調整できる電子タバコは市販されていて、通販経由などで購入することも可能です。
より機能性の高い電子タバコに切り替え、弱い電圧で使うという方法もあるのです。
生活習慣自体も見直すとプラスになる
喉が荒れる習慣を続けていることが、喉に影響していることもあります。
電子タバコはあくまで原因の一つであり、生活習慣が荒れることで喉の状態が悪くなっている場合もあるからです。
たとえば、電子タバコだけでなくお酒の飲みすぎていないか見直すなど、全体のバランスを考えることも大切になります。
特に禁煙のイライラを抑えるためにどうしてもお酒に逃げてしまうことも多く、それ以外にも夜更かしなどで喉の状態の回復が追いつかない状態になっていることもあります。
喉の状態を良く保つためには良く休むこと、刺激を与えないことが大切なのです。