健康上の理由から紙巻きたばこから電子タバコへと変えた人は少なくないと思います。
電子タバコへと変えた途端にこのような症状が出ることから不安を覚える人も少なくないのですが、実は喉が渇くような症状にはきちんと原因が存在しており、その対策方法も存在しています。
一体なぜこのような症状が出るのか、その対策法とともに解説します。
電子タバコを吸っていると喉が渇く理由とは?
電子タバコを吸うと喉が渇いてしまう症状はあなた一人だけではなく症状を訴える人は他にもいます。
ということは体質的な問題ではなく、何か原因が存在していると考えるのが普通です。
電子タバコで喉が渇いてしまう理由は色々あるので、どれが自分のパターンに当てはまっているか検討してみることで対策方法も分かりやすくなると思います。
植物性グリセリンが原因となっている場合
紙巻き電子タバコにはなく、電子タバコに存在している特有の成分として植物性グリセリンと呼ばれる成分があり、これが喉が渇いてしまう原因物質となっている場合が少なくありません。
植物性グリセリンは植物から直接抽出している成分であり、無色透明のネバっとした液体で甘みを持っています。
うがい薬や石鹸などにも使用されるなど、多くの医薬品に配合されており安全性は高い成分なので人体に影響はないのですが、大きな特徴として水に溶けやすくそして吸湿性が高いという部分があります。
植物性グリセリンの高い吸湿性により、喉の湿気を吸い取ってしまう事により喉が渇いてしまう要因となってしまうのです。
しかし、植物性グリセリンだけでなく電子タバコには、もう一つ吸湿性の高い成分が存在しているのです。
プロピレングリコールも喉を渇かせる要因
電子タバコ特有の成分として植物性グリセリンだけでなく、プロピレングリコールと呼ばれる成分も存在しています。
こちらも喉の症状に対して多くのはたきを持っているのではないかと言われている成分です。
基本的には無色・無味・無臭でこちらも吸湿性がある成分とされています。
スキンクリームや目薬などにも利用され、食品添加物のほとんどに利用されている成分ですからこちらも人体に悪影響は存在していません。
ただこのプロピレングリコールにも吸湿性があるのが特徴です。
この吸湿性により口の中の唾液を吸い取ってしまい、喉の湿気を無くしてしまうケースがあります。
それにより喉が渇くという症状を引き出す原因となっているのです。
成分としては、上記の植物性グリセリンとプロピレングリコールの2つとも電子タバコ特有の成分で吸湿性を持っている点から、この2つの成分が喉が渇いてしまう要因といっても過言ではありません。
水蒸気が原因となるケースも存在している
電子タバコ特有の成分だけでなく、電子タバコが発する独特の水蒸気によっても喉が渇いてしまう場合が存在しているのです。
電子タバコの水蒸気は肺が汚れることもなく安全性は高いのですが、少し落とし穴が存在しています。
それは電子タバコの水蒸気には油分が少ないという点です。
水蒸気に油分が少ないとどういうことが起こるかというと、電子タバコを吸い上げた時に水蒸気がそのままダイレクトに喉にヒットしますから、喉の水分が一気に吸い取られる可能性があるのです。
また多くのリキッドでは加熱して水蒸気を発生させますから、水蒸気がある程度の温度を保っていることが多々あります。
温度のある水蒸気をそのまま吸い込むことにより、熱により喉の湿気や水分が吸い取られ、唾液も少なくなることにより喉が渇いてしまう場合があるのです。
このように、電子タバコ特有の油分の少ない水蒸気が喉に当たる事や、熱のある水蒸気を吸い込むことなど喉を渇かせる要因となっている場合が少なくありません。
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電子タバコで喉が渇く際の対策法
電子タバコを吸引することにより、喉が渇いてしまう要因としては植物性グリセリンやプロピレングリコールなどの、電子タバコ特有の成分が持っている高い吸湿性により喉の水分や湿気が吸い取られることが分かりました。
しかし、要因が分かればそれに対する対策方法も存在してしますので見ていきましょう。
成分の配合バランスをチェックする
植物性グリセリンやプロピレングリコールが喉が渇く要因となっているのが判明したわけですから、これらの成分を比較的抑えることにより喉の渇きを対策することが可能となっています。
しかし、植物性グリセリンやプロピレングリコールは電子タバコには必ず配合されている成分ですから、全て失くすわけにはいきません。
どうするかというと、植物性グリセリンやプロピレングリコールの配合バランスで、どちらがより自分の喉を渇かす要因となっているか確認しておきましょう。
例えば、植物性グリセリン40%でプロピレングリコール60%の配合で喉が渇いてしまう場合には、プロピレングリコールが原因となっていると推測できます。
この場合には、配合バランスを50%:50%にするなど要因物質を抑えることで、喉の渇きの症状を抑えることが可能となります。
水蒸気の可変出力をできるだけ抑える
電子タバコの多くでは、電力の可変出力により水蒸気の量を調節することが可能となっています。
よくあるケースでは、自動調節機能により自動でベストな出力を実現している人もいます。
しかし、この出力量が大きすぎると当然水蒸気の量も多くなってしまい、喉が渇いてしまう要因となってしまうのです。
そこで、この出力量を抑えることにより水蒸気の量を減らし、それによって喉が渇いてしまうケースを抑えることが可能となっています。
今まで利用していた出力ワット数を見直して抑えることで、簡単に調節できますので、これにより水蒸気による被害を最小にできます。
また、電子タバコは加熱して水蒸気を作り出しますが、この加熱温度も抑えるようにしましょう。
加熱温度が高ければ水蒸気が速くできやすいですが、水蒸気の熱が高ければその分喉の水分を吸収するので喉が渇きやすくなります。
この加熱温度を低くするシンプルな取り組みで、喉の渇きにも対策することができるのです。
電子タバコ吸引前に水分や唾液を確保しておく
原始的な方法ですが、シンプルに口の中に水分や唾液を確保しておくことにより、喉の渇きを対策することも可能です。
例えば、電子タバコの吸引前に水分として飲料水を飲んでおけば、口腔内にある程度水分が発生して水蒸気の吸湿性に負けないことが可能となっています。
また、喉の渇き対策としては唾液を多く分泌させることも非常に重要とされています。
唾液分泌により口腔内を乾燥させないことができ、喉の渇きを最小限に留めてくれます。
唾液を多く分泌させるにはガムを噛むことなども有効ですし、キシリトールののど飴なども効果的です。
唾液を分泌させることを意識することで口腔内の乾燥をできるだけ防ぎ、強いては喉の渇きも防止してくれるのです。
麦茶などの飲料水で水分を確保したり、のど飴やガムなどで唾液を分泌を促したりするのは非常に原始的な方法ですが、誰でもできる対策としてシンプルで効果的といえるでしょう。