電子タバコに使用されるグリセリンは身体に悪くない?人によってはアレルギー反応も

電子タバコに使用されるグリセリンは身体に悪くない?人によってはアレルギー反応も

電子タバコのリキッドにはグリセリンが含まれています。

こう言うと、危険なイメージを持つ方もいると思いますがそんなことはありません。

グリセリンは、案外身近な食品などにも含まれているんです。

ということで今回は、グリセリンの身体に与える影響などを解説していきます。

リキッドに含まれているグリセリンは身体に悪いの?

リキッドに含まれているグリセリンは身体に悪いの?

電子タバコの種類の1つの中に、リキッドと呼ばれる液体を加熱して水蒸気を吸引するものがあります。

そのリキッドの成分の一つであるグリセリンが、身体に悪影響を与えてしまうといった記事や口コミをたまに見かけます。

リキッドに使用されるグリセリンは基本的に「植物性」です。

成分から安全性について確認していきましょう。

リキッドに含まれている主な成分|安全性をそれぞれ解説します

電子タバコで使用するリキッドには、以下の4つが主に使用されています。

  • 香料
  • プロピレングリコール
  • 植物性グリセリン
  • 精製水

※海外製のリキッドになるとここにニコチンが加わることがありますが、日本では禁止されています。

精製水は水とほとんど同じなので、それ以外の3つについて解説します。

香料

香料はリキッドのニオイの元になる成分です。

基本的に普段皆さんが口にする食品添加物にも使用されている香料を使用しているので、安全性は非常に高いと言えます。

プロピレングリコール

プロピレングリコールは多価アルコールの一種になります。

水やアルコールに溶けやすい性質があり、防腐効果があると言われています。

香料を溶かしてくれる効果もあるので化粧品などにも使用されている成分です。

食品添加物としても知られており、うどんなどに含まれていることもあります。

植物性グリセリン

植物性グリセリンは植物油を生成して作るアルコールの1種です。

食品添加物や化粧品、医薬品などに使用されている成分で、甘味料や保湿剤など幅広い用途で使用されています。

粘度がある事が特徴の1種になります。

植物性グリセリン以外の成分も安全であることが分かったと思います。

「植物性グリセリン」が身体に悪影響を及ぼすのか?

植物性グリセリン自体は、先ほども述べた通り医薬品などにも使用されている安全な成分です。

Amazonや楽天市場などでも売られており、「ひび」「あかぎれ」に効果があるとされています。

では、グリセリンが身体に対して悪影響があるといわれているのはなぜでしょうか?

それはアクロレインという成分が関係しています。

グリセリンを沸騰するまで加熱すると、アクロレインと呼ばれる物質が生成されると言われています。

これが、有害といわれているのです。

しかし、電子タバコで発生するアクロレインの量はほとんど無害であるという結果があります。

アクロレインが電子タバコより発生する蒸気中に検出されたが、1本おタバコの主流煙に含まれるアクロレインの最小含量より少なく、喫煙者が使用する際に問題はないと考えられた。

出典:喫煙者を対象とした電子タバコの安全性確認試験

グリセリンでアレルギー症状は起きる?

以上のように、グリセリンは基本的には安全な成分であると言われています。

ただし、人によっては皮膚にアレルギー症状が出てしまう可能性もあるためその点は注意が必要です。

【結論】電子タバコに使用されるグリセリンは基本的に安全!

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グリセリンは食品・化粧品・医薬品にも使用されている成分で、基本的に安全な物質であると言えます。

条件が揃うと危険な物質になる可能性がありますが、現時点では電子タバコで使用していて健康に被害が出るといった事はありません。

とりあえず、電子タバコの使用方法や使用量を守れば問題ないのでご安心ください。