ニコチンゼロ、タールもゼロとメリットだらけの電子タバコですが、利用を続けると喉が痛くなってしまう人もいます。
理由は単純で、香料などが含まれる関係上メーカーの想定を上回るペースで吸い続ければ喉を痛める可能性もあるからです。
また、使い方を誤っている場合やメンテナンスを怠っている場合は、コイルの不完全燃焼などが原因で不快感が発生することもあります。
喉に痛みを感じるようなことがあれば使い方の見直すことは大切で、電子タバコを長く使い続ける上でも必要なことになっているのです。
電子タバコで喉が痛くなるのは吸い過ぎが主な原因
電子タバコで喉が痛くなる主な原因は煙の吸いすぎになります。
単純に回数を多く吸う人だけでなく、煙の量を多くしがちな人、必要以上に電子タバコの電圧をあげがちな人は要注意です。
特に一般的なタバコから電子タバコに乗り換えた人はタバコと比べて味のもの足りなさを感じることが多く、吸い過ぎの原因となりがちです。
煙の量も増やした結果喉を痛めてしまうケースもあるため、喉が痛くなるほど擦っているのであればまずは回数を減らすなど工夫を考えた方が良いのです。
時間をかけて慣れていく意識を持つだけでなく、フレーバーを切りかえていくのも方法です。
好みのフレーバーを探せばストレスもたまりにくくなり、少しでも満足できることが増えるからです。
健康に害がないといっても想定以上に吸えば異常の原因に
電子タバコの多くは健康に害がないことや、副作用のなさに触れています。
ただし、これらは一般的な喫煙の習慣レベルで電子タバコを利用するケースを想定したもので、想定以上に吸えば悪影響を受ける可能性もあります。
明確な有害物質を含むわけではなくても、多量に摂取すれば健康に異常を及ぼす可能性があるのは食べ物でも一緒です。
電子タバコのフレーバーリキッドには香料なども含まれているため、あくまで常識的な範囲で収めることがトラブルを防ぐポイントなのです。
煙の量が多すぎる場合も異常がおきやすい
吸う回数と並んで気をつけたいのが煙の量です。煙の量がないと物足りないと考える人は多く、特にタバコから電子タバコに変えた人ほど顕著になります。
ニコチンやタールが入っていないことから『軽い』『物足りない』と感じる人が大半で、その分煙の量を増やすことで補いがちだからです。
安価な電子タバコの場合は煙の量自体を調整できませんが、電圧の調整やコイルの交換などで煙の量を増やせる電子タバコも存在します。
喉が痛くなるほどであれば、一度煙の量自体を見直すのも方法なのです。
電子タバコを使う人には、煙の量が多い方が良いという方もいますが、もしそうでなければオーム(抵抗値)などを意識して商品を購入すると喉にも優しいVAPE生活が送れます。
慣れるまでは大変なことが多いのがポイントに
禁煙のために電子タバコに変えるとどうしても物足りなさを感じてしまいます。
我慢できなくなってタバコに戻ってしまう人もいるため、確実な禁煙を目指すなら禁煙外来の治療とセットにする方法もあります。
ニコチンパッチなどでニコチンの禁断症状を緩和しつつ少しずつ慣らしていくのも方法だからです。
タバコの変わりを電子タバコにすることで精神的に安定し、禁煙がスピーディーになるケースもあります。
また、一服の価格がタバコより安いことに目をつけて、タバコと併用して減煙と節約に結びつけている人もいるのです。
しっかりとメンテナンスをしないと喉の不調に繋がることも
電子タバコのメンテナンス不足が喉の痛みに繋がるケースもあります。
これは電気を通すコイルが消耗品だからです。コイルにはアロマリキッドを染み渡らせるためのコットンが巻かれています。
一般的にコイルは2週間が交換の目安になるため、定期的に交換する必要があります。
また、コイルを入れかえてすぐに電源をいれてしまうとコットンにリキッドが十分に染みないうちに熱せられてしまい、やはり不完全燃焼に繋がることがあります。
コイルを交換した場合はしばらくおいてコイルのコットンにリキッドを吸わせた方が良いのです。
コイルに巻かれたコットンの劣化に要注意
電子タバコを使っていても普段あまり意識されないのがコイルに巻かれたコットンです。
コットンは効率的にリキッドを蒸発させるために重要ですが、耐久力が低く、コイルの定期的に交換が必要な理由にもなっています。
ただし、コットンがなければコイルによって直接リキッドが温められることになってしまい、安全性に問題が生じる可能性があるのです。
コイルの交換は2週間が目安で、世界各国のメーカーでほぼ統一されています。
寿命が近づくと煙の臭い自体が変化することがあるため、違和感を感じた場合は早めに交換するのも方法なのです。
空焚きにも十分な注意が必要になってくる
コイルの交換とあわせて気をつけたいのが空焚きです。
リキッドが十分にしみこんでいない状態や、リキッド自体がない状態で電子タバコの電源をいれてしまうと、コイルの熱の逃げ場がなくなってしまいます。
結果としてコットンが不完全燃焼を起こしてしまい喉に悪影響を与えることがあるのです。
3分の1よりも下回るようならリキッドを補充する癖をつけるなど、自分で空焚きを防止するための目安を作っておくのがおすすめです。
空焚きについては以下をご覧ください。
リキッド自体を見直すことやフレーバーをかえるのも方法
喉が痛くなる原因を考える上で、リキッド自体の見直しが必要になる場合もあります。
安さを重視して個人で輸入リキッドを購入している場合は特に注意が必要で、日本の規格に合わないものを利用している可能性があるのです。
国内で買える正規品のリキッドは薬事法の関係でニコチンが含まれないものしか購入できなくなっています。
しかし、海外ではニコチン入りのリキッドなどが販売されるケースも存在し、工場の生産工程で意図せず混じってしまうことなどもありえます。
安さ重視でリキッドを購入している場合は見直した方が良い場合もあるのです。
リキッドにも品質があるのがポイントに
リキッドの品質はあまり意識されることはありませんが、実際に比べてみると違いに驚く人もいます。
メーカーの個性などではなく、明らかに吸ったときの感覚が異なる場合があるからです。
一口吸ってもわからなくても、吸い続けると違いが出る場合もあります。
安さを重視するのではなくまずは電子タバコの正規品を使ってみて違いをチェックするのも方法です。
国産リキッドを取り扱うメーカーもあるため、品質が高い国産品も試してみるのがおすすめです。
フレーバーをかえて満足度を高めるのも重要
電子タバコのフレーバーリキッドは様々なメーカーが製造販売していて、香りの種類が方法です。
電子タバコを吸う回数自体を減らせば喉に違和感が出る確率が減らせるだけでなく、費用対効果も大きくなります。
自分好みのフレーバーを探すのが楽しみという人もいるため、品質のチェックとあわせて香りの違いを追及してみるのもおすすめです。
同じ香りを吸い続けた方が安心するという人もいますが、たまには代わった香りをかぐことが気分転換やストレス緩和に役立つケースもあるからです。