日本たばこ産業(JT)が初めてリリースする高温加熱式たばこ「Ploom S(プルーム・エス)」。
加熱方式は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「glo(グロー)」と同様に専用スティックを加熱デバイスに差し込んで360度から熱を加えるタイプです。
高温加熱タイプはフィリップモリスの「IQOS(アイコス)」や先述のグローが先行販売し人気を博していますが、日本たばこ産業は市場シェア40%を取ると意気込んでいるので、どこまでアイコスやグローに迫れるか注目されています。
他者製品に比べて優れている点や、どんな人に向いているのかなど加熱式タバコファンの気になる情報満載です。
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Ploom S(プルーム・エス)の特徴
プルーム・エスはこれまで日本たばこ産業がリリースしてきたプルームテックとは違い、タバコの葉を高温で加熱する方式を採用した加熱式たばこです。
加熱温度は、プルームテックの40℃よりも圧倒的に高温の200℃となっています。
さらに、日本たばこ産業が独自開発した「リアル香味製法」のおかげでタバコらしい深い味わいが楽しめるのが最大の特徴です。
これまで低温加熱式タバコで満足できなかった層でも、満足できる加熱式タバコとなっています。
Ploom S(プルーム・エス)と他の加熱式タバコの違いについて
ここではプルーム・エスを他の加熱式タバコと比較することで、他に比べてどんな利点があるか解説します。
人気の既存品とどこが違うかチェックして、乗り換えるかどうかの判断材料にしてください。
従来のものよりアップした喫味
プルーム・エスは従来および最新のプルーム・テックと比較しても、タバコを吸っているという感覚が強い加熱式タバコです。
これはプルーム・エスが高温加熱式を採用しているためで、低音加熱タイプのプルーム・テックよりも多くのニコチンが発生します。
このニコチンが喫味の良さにつながっています。
ヤキイモのニオイがしない
高温タイプの加熱タバコには以前からひとつ解決できない問題がありました。
それは高温で加熱すると独特のヤキイモにも似たニオイが発生することです。
オシャレを楽しむ目的で加熱式タバコを利用しているのに、ヤキイモのニオイがしたんじゃ台無しだと高温加熱タイプを見限った方も少なくありません。
その秘密は加熱温度を200℃に抑えているため。
検証実験から240℃以上で加熱するとヤキイモ臭が発生すると分かったため、それ以下の加熱温度が採用されています。
Ploom S(プルーム・エス)はどういう人にオススメ?
プルーム・エスには従来製品には無い魅力が複数あります。
その魅力を感じられるのは、どのような人なのか紹介します。
低温加熱式ではタバコ感が満足できない人
低温加熱式タバコはこれまでのタバコの嗜み方とはちょっと違うところがありました。
タバコの味よりも、ファッション感覚でタバコを楽しむような層が好んで利用していました。
これは低温加熱式タバコが発生させるニコチンが少ないためで、タバコを吸った気にならないのが問題でした。
プルーム・エスは200℃という高温でタバコの葉を加熱するので低温加熱より多くのニコチンが発生します。
そのためタバコの味を十分に感じることができます。
高温加熱タイプ特有の嫌なニオイが気になる人
高温加熱式タバコが放つヤキイモのような野暮ったいニオイが嫌いで、利用を止めた方にプルーム・エスはオススメです。
従来製品よりヤキイモ臭を大幅にカットしたので気持ちよくタバコを楽しめます。
日本人好みの味を楽しみたい人
プルーム・エスで用いる専用スティック(リフィル)は独自製法によりタバコのうまさを再現しています。
ヤキイモ臭を抑えるために減ってしまったキック感を補完するために、たばこ葉を工夫し葉たばこのような味わいに仕上がっています。
1本1本をじっくり数分かけて、くつろぎながら吸いたい方の要求に応えてくれる逸品です。
1本の平均喫煙時間3.5分、連続使用は10本、加熱にかかる時間は約40秒と一息つくには十分な時間利用できますのも喫煙家には魅力でしょう。
Ploom S(プルーム・エス)の使い方について
加熱式タバコを使用した経験のある方ならマニュアルを読むまでもなく使い方が分かるほど簡単です。
手順1 加熱デバイスの充電
最初は加熱デバイスの準備作業です。
購入後、最初にやることは加熱デバイスのバッテリーの充電です。
充電方法はACアダプター、マイクロUSBケーブル、加熱デバイスを接続させた後にACアダプターをコンセントに刺すだけです。
フル充電まで約90分かかりますので、充電が終わるまでユーザーガイドを読んで使い方などを予習しておいてください。
充電が完了すると加熱デバイスのLEDが点灯します。
手順2 専用スティックを加熱する
加熱デバイスの準備ができたので次は専用スティック(リフィル)を加熱します。
加熱デバイスのスライドカバーを開けて、そこにスティックを挿し込んでください。
力を入れてスティクの破線が見えなくなるほど、挿し込む必要はありません。
挿し込んだら加熱デバイスのボタンを2秒以上押して加熱を始めましょう。
ボタンを押してから40秒ほどで加熱が完了します。
加熱完了は加熱デバイスが2回振動することで教えてくれますから、タイマーをかける必要はありません。
加熱が完了したらスティックを加熱デバイスから抜き出して楽しんでください。
Ploom S(プルーム・エス)の料金・発売日について
ここではプルーム・エスの本体価格と関連商品の価格について紹介します。
Ploomオンラインショップおよび、Ploom専門店で「スターターキット」という名称で2019年1月29日正午から発売開始となっていて、価格は税込7,980円です。
その内容は次のとおり。
- デバイス本体
- ACアダブタ
- マイクロUSBケーブル
- クリーニンブラシ
- ユーザーガイドおよび保証書
専用スティック(リフィル)はメンソール2タイプとレギュラータイプがいずれも20本入って480円となっています。
また、1月25日(金)の正午より、以下の公式サイトページで予約が開始されます。
プルーム・テック・プラス、プルーム・エスは2019年1月29日
全国Ploom専門店(予約販売のみ)・Ploomオンラインショップ(先着販売)で販売開始いたします。なお、Ploom専門店での購入予約受付は2019年1月25日正午よりこちらのページで開始予定です。
同時に予約も開始されますので、購入を考えている方はぜひチェックしてみてください。
リフィルも本体同様に公式オンラインストアか専門店で販売されます。
プルーム・エスのリフィル1本の平均使用時間は3.5分と一般的な紙巻タバコと同程度です。
一箱20本ですから、1分吸うためのコストを計算すると6.86円となります。
アイコスとグローで同様のコストを求めるとそれぞれ、4.17円、6.57円です。
リフィルのランニングコストに関してはアイコスに軍配が上がるようですね。
バッテリーも消耗品なのでランニングコストを考える上で重要です。
プルーム・エスのバッテリーは2年近く使えると言われています。
アイコスやグローのバッテリーは寿命が1年と口コミされていますから、プルーム・エスはその2倍バッテリーが持つことになります。
長年使うこと考えるとバッテリーの交換費用は地味に効いてきますから、プルーム・エスのバッテリーが長寿命なのはありがたいですね。
Ploom S(プルーム・エス)を使う際の注意点
プルーム・エスを使用する上で注意したいポイントを紹介します。
専用スティック(リフィル)が最寄りのコンビニで買えない
プルーム・エスのリフィルは現在コンビニで販売していません。
リフィルを手に入れるにはプルーム・ショップに直接足を運ぶか、公式のオンラインストアで通販するかのいずれかになります。
アイコスなどメジャーな加熱式タバコもリフィルがコンビニで買えるようになるまで時間がかかりましたから、プルーム・エスももう少し待てば全国のコンビニで買えるようになるかもしれません。
他社の専用スティックとの互換性は無し
プルーム・エスでアイコスやグローの専用スティックを利用することはできません。
加熱デバイスの加熱温度がそもそも違うので、無理に挿し込んで加熱しても上手くミストが発生しないなど満足に利用することは難しいです。
コンビニで簡単に買えるアイコス製リフィルで代用できないかと考える方もいるかもしれませんが、無理なので注意してください。
Ploom S(プルーム・エス)の総合評価
ブルーム・テックユーザーの吸いごたえに対する不満を解消する形で生まれたプルーム・エス。
従来の日本たばこ産業製品より断然タバコ感のあるものに仕上がっています。
しかし、タバコ本来の喫味を味わいたいならまだアイコスやグローに分があるようです。
加熱式タバコに何を求めるかは人ぞれぞれですが、プルーム・エスは様々な要求に高レベルで応えたバランスの良い加熱式タバコと言えます。
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